VLOOKUP関数の引数「検索方法」は、ほとんどの場合が「FALSE」完全一致です。
コードや番号などとピッタリ一致するデータを自動表示することができて便利ですよね。
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では「TRUE」を指定するのはどんな場合でしょう。
今回は、VLOOKUP関数で検索方法を「TRUE」と設定する場合についてご説明します。
VLOOKUP関数~TRUEの場合
TRUEを設定する場合として、下の表を例にご説明します。
模擬試験結果の表で、点数を入力すると評価が自動表示されるようになっています。
この場合、「点数」が「検索値」です。
検索方法に「FALSE」を指定すると
点数と完全に一致しない場合は、エラー表示となります。
検索方法に「TRUE」を指定すると
点数と一致しない場合は、検索値未満で最大値を参照します。
TRUEを指定する場合の注意点
検索方法にTRUEを指定する場合に、注意点があります。
参照用の表の左端の検索値を昇順に並べておく必要があります。
今回の参照表で説明すると、
点数が「昇順(小さい順)」に並べておく必要があるということです。
降順(大きい順)などになっていたら、昇順に並べ替えておきましょう。
では、実際にVLOOKUP関数で検索方法「TRUE」を指定してみましょう。
VLOOKUP関数の選択
点数を入力したら、評価が自動表示されるように関数を設定します。
セル「C4」をクリックして選択します。
「関数の挿入」ボタンをクリックしましょう。
関数の一覧から「VLOOKUP」を探して「OK」をクリックします。
効率良く目的の関数にたどりつく方法はコチラから確認してくださいね。
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「関数の引数」画面が表示されました。
これから「検索値」「範囲」「列番号」「検索方法」を入れていきます。
引数の入力
検索値
今回は参照用の表から「評価」を自動表示したいわけですが、
評価の基準となる「点数」を設定します。
今回の表でいうと、セル「B4」となりますね。
範囲
次に「範囲」
これは、参照用の表を選択します。
参照用の表のセル「A13:B17」をドラッグして選択します。
ここで、この範囲を「絶対参照」にします。「F4」キーを押しましょう!
なぜ絶対参照にするの?
なぜならば、ここで入力した数式をこの後コピーするからです。
式をコピーするとセル番地がズレますが、今指定した範囲がズレて「商品名」を探す範囲が違ってくることになりますね。
なので、同じ「範囲」から探すために「絶対参照」とします。
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列番号
続いて「列番号」
先ほど選択した「範囲」の中の左から「何列目」のデータを探すの?ということです。
参照用の表は、「点数」、「評価」の2列がありますね。
「評価」は左から数えて2番目になりますので、「列番号」には「2」と入力します。
検索方法
最後に「検索方法」です。
最初にご説明したとおり、今回は「TRUE」を入力しましょう。
小文字で入力してもOKです。
以上で設定は完了です!
確認ができたら「OK」をクリックしましょう。
天神はなこさんの評価が自動で表示されました!
85点なので、「A」ですね。
あとは、数式を下方向にコピーをすればOK。
全員分の評価が表示されました。
いろんなシーンで利用できると思いますので、ぜひ「TRUE」バージョンも活用してください。
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