働くエクセル女子の皆さん、絶対参照を理解していますか?
「あーあの$がついたやつですよね?」
「見たことあるけど実はよく分かっていないんです」
そんな女子はぜひこの機会にマスターしておきましょう!
これからまだまだなが~いエクセルライフには必須ですよ♪
相対参照と絶対参照の違いをザックリ言うと
- 相対参照:式をコピーしたらセル番地がズレる
- 絶対参照:式をコピーしてもセル番地がズレない
の違いです。
相対参照ってなに?
まずは「相対参照」から説明しますね。
下の表をご覧ください。
「ブレンド」の「金額(セルD3)」には
単価(B3)*数量(C3)という数式が入っています。
この数式を下方向へコピーします。
セル「D3」をクリックして、マウスポインタをセルの右下に持って行き
黒十字の形に変わったら下へドラッグします。
式がコピーされて結果が表示されました。
コピーされた数式をみてみましょう。
「カフェオレ」の「金額(セルD4)」の数式は、
「=B4*C4」 となっていますね。
「フラペチーノ」の「金額(セルD5)」の数式は、
「=B5*C5」 となっています。
このように、通常は数式をコピーすると
コピーした行や列に応じて、セル番地がズレます。
今回は下方向へコピーしたため、行番号がズレていますね。
これが相対参照です。
相対的なセルの位置関係がコピーされるということです。
絶対参照ってなに?
では、続いて絶対参照ってどうなのでしょう。
下の表をご覧ください。
「Excel基礎」の「割引額(セルC5)」には
「受講料(B5)*割引率(C2)」という数式が入っています。
この数式を下方向へコピーします。
セル「C5」をクリックして、マウスポインタをセルの右下に持って行き
黒十字の形に変わったら下へドラッグします。
式がコピーされて結果が表示されました。
あれれ…エラーになりましたね。
数式を見てみましょう。
ひとつ下のセル「C6」の数式を見ると
「=B6*C3」と表示されています。
プレゼンの受講料の割引額を出したいので「B6」は良いのですが、
問題は次です。
割引率をかけたいので、「C2」をかけたいのですが「C3」となっています。
通常、数式のコピーは先ほどご説明した「相対参照」となりますので
=B5*C2 をコピーするとセル番地がズレて
=B6*C3 となるわけです。
でも、ここでは「C2」の方はずらしたくない!
さて、どうしましょう。
仕方なく、ひとつずつセル番地を修正していきますか?
ま、まさか…。
そんな時に使うのが「絶対参照」です。
「絶対」と名の付く通り、「絶対」ズレません(笑)
ズレてほしくないセルの方を「絶対参照」とすれば
式をコピーしてもセル番地がズレません。
では、先ほどの数式を絶対参照を使った式に変更します。
せっかく式を入れましたが、すべて消します。
数式を入力したセルC5からC7をドラッグしたら、
キーボードの「Delete」キーを押して消しましょう。
気を取り直して、もう一度数式を入力しますね。
セルC5をクリックします。
- =を入力
- セルB5をクリック
- *を入力
- セルC2をクリック
ここまで良いですか?
問題はここから!
「C2」をズレないようにしたいので、絶対参照にします。
ここでキーボードの「F4」キーを押してください。
「C2」が「$C$2」と変わりましたか?
$が2つ付きましたね。
では「Enter」キーを押して確定しましょう。
では、下方向へコピーしましょう。
今度はエラーにならずに正解がでました!
数式を見てみると、
「B4」は「B5」、「B6」とズレていますが、
「$C$2」の方は、ズレていませんね。
これが「絶対参照」です。
ちなみに、「F4」キーを押す回数によって固定される場所が異なります。
今回のように、数式をコピーした時にズレないようにするには、2つとも$マークが付いている必要があります。
つい何度か押してしまって$が1つになっても慌てずに何度か押していけば大丈夫ですよ♪
絶対参照と相対参照ってネーミングがなんだか難しいそうで、ここでもう挫折…
という方も多いかもしれませんが、よくよく考えたら理解できるので、頑張りましょう♪
そして、関数を利用する際には、範囲を絶対参照するケースが大変多いので、しっかりここで理解しておきましょう。
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