【Excel】年齢や入会からの期間を求める~DATEDIF関数

例えば会社で「勤続年数10年以上」なら〇〇研修を受けましょうとか

会員のいるサービスで、「入会から10か月以上」なら〇〇をプレゼントなど

「この日からこの日まで」に何年、何ヶ月あるのかを知りたい時には関数を使うと便利です。

 

 

 

使用する関数は「DATEDIF関数」です。

あまり見慣れない関数かもしれませんね。

今回はこのDATEDIF関数を使って期間を求める方法をご紹介します。

 

スポンサードリンク

DATEDIF関数

DATEDIF(デイトディフ)関数は、2つの日付の差を年数、月数、日数などで表示する関数です。

 

DATEDIF関数について

DATEDIF関数は、以下のように入力をします。

 

=DATEDIF(期間の開始日,期間の終了日,”単位”)

 

DATEDIF関数の「単位」

最後の「単位」には、次のような値を指定します。

  • “Y”:満年数(何年?)
  • “M”:満月数(何ヶ月?)
  • “D”:日数(何日?)

この他、「YM(1年未満の月数)」や「YD(1年未満の日数)」、「MD(1ヶ月未満の日数)」があります。

 

DATEDIF関数の入力

「DATEDIF関数」は「関数の挿入」ダイアログボックスや「数式」タブの中にない関数なので、手入力をする必要があります。

 

生年月日から年齢を求める

まずは、生年月日から年齢を求めてみたいと思います。

  • 開始日:生年月日
  • 終了日:今日の日付
  • 単位:年

で「年齢」が出せますね。

 

生まれてから今日まで何年?

ということです。

では、始めましょう!

 

年齢を出したいセル(今回はセルD4)をクリックします。

 

  • 開始日:セルC4
  • 終了日:today()  ※今日の日付を表示する関数
  • 単位:Y

 

となりますね。

以下のように入力して「Enter」キーを押します。

 

=datedif(c4,today(),”y”)

必ず全て半角で入力します。アルファベットは小文字で入力しても構いません。
today()の()の間にはスペースを入れず括弧を続けて入力します

 

today():今日の日付(パソコンに設定されている日付)を表示します。

 

年齢がでました。

 

下方向へコピーしましょう。

 

書式の設定

年齢の数字だけではなく、数字の後ろに「歳」と自動的に付くように設定をしましょう。

表示形式の変更をすればOKです。

関連記事

Excelで数値の後ろに単位をつけて表示させたい でも「100円」などと入力すると計算ができなくなる・・・ そんな時はどうしていますか? もしかして、「100」と「円」を別のセルにしていたりしませんか? 働く[…]

 

「〇〇歳」と表示したい部分を範囲選択して、

選択範囲内で右クリック→「セルの書式設定」をクリックします。

 

セルの書式設定:「Ctrl」+「1」

 

「セルの書式設定」画面が表示されます。

 

「表示形式」タブの「分類」の中から「ユーザー定義」を選択します。

右側の「種類」から「0」をクリックします。

 

「0」の後ろをクリックしてカーソルを表示させます。

「歳」と入力して「OK」しましょう。

 

年齢の数字の後ろに「歳」と表示されました。

 

入会年月日から入会月数を求める

今度は、入会年月日から入会月数を求めます。

  • 開始日:入会年月日
  • 終了日:今日の日付
  • 単位:月

で「継続月数」が出せますね。

 

入会日から今日まで何ヶ月?

ということです。

 

では、始めましょう!

 

年齢を出したいセル(今回はセルD4)をクリックします。

 

 

  • 開始日:セルE4
  • 終了日:today()  
  • 単位:M

 

となりますね。

以下のように入力して「Enter」キーを押します。

 

=datedif(e4,today(),”m”)

※必ず半角で入力します。小文字でも構いません。

 

today():今日の日付(パソコンに設定されている日付)を表示します。

 

継続月数がでました。

 

下方向へコピーしましょう。

 

書式の設定

年齢の時と同様、数字の後ろに「ヶ月」と自動的に付くように表示形式の変更をしましょう。

 

「〇〇か月」と表示したい部分を範囲選択して、

選択範囲内で右クリック→「セルの書式設定」をクリックします。

 

セルの書式設定:「Ctrl」+「1」

 

「セルの書式設定」画面が表示されます。

 

「表示形式」タブの「分類」の中から「ユーザー定義」を選択します。

右側の「種類」から「0」をクリックします。

 

「0」の後ろをクリックしてカーソルを表示させます。

「ヶ月」と入力して「OK」しましょう。

 

継続月数の数字の後ろに「ヶ月」と表示されました。

 

 

条件付き書式を活用

例えば、「継続月数が36ヶ月以上」の会員は目立つように色を付ける

みたいな設定をしておくと便利ですね。

 

条件付き書式を使えば自動で色が付くように設定できます。

 

条件付き書式については、こちらでご紹介しています。

関連記事

Excelの「条件付き書式」を使っていますか? 例えば、売上表で売上の金額によって自動的に色を付けることができたり   予約表で、まだ予約が入っていない空白のセルに色を付けたり  […]

 

条件付き書式を設定したい範囲を選択して、

 

「ホーム」タブ→「条件付き書式」→「セルの強調表示ルール」→「指定の値より大きい」をクリックします。

 

今回の条件「36」を設定して、書式を選択します。

「OK」をクリックしましょう。

 

指定した条件で色が自動的に付きました。

分かりやすいですね。

 

ぜひご活用くださいね♪

 

関連記事

働く女子の皆さん、納期管理はバッチリですか? タスクがたくさんあると、ついうっかり納期を忘れてさぁ大変!   エクセルの条件付き書式を使えば、 納期が「明日」ならセルの色が自動で「黄」に変わる 納[…]

関連記事

今回は以前の記事を少し発展させて 締切まで3日以内のセルに自動で色を付ける という設定についてご紹介します。    動画バージョンもあります。 https://youtube.com/wa[…]

 



Excel関数を極めたいなら

「100回聞いても怒られない」完全マンツーマンレッスン


アクアパソコン教室の

Excel関数テクニック講座はコチラから

最新情報をチェックしよう!
スポンサードリンク