【Word】広がった行間を思い通りに調整したい

  • 2019年6月9日
  • Word
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Wordのお悩みベスト3内に入ると思われる「行間」問題。

  • 行間が広がりすぎて困っている
  • 行間を自由に調整できない
  • あきらめてExcelを使っている

ここでシッカリ理解して、行間問題から卒業しましょう!

 

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行間とはどこのこと?

まずは、Wordでいうところの「行間」についてご説明しますね。

 

このような文書があり、

 

一般的に行間というと、行と行の間の空白のことを考えますが、

 

Wordではそうではなく、

行の下端から次の行の下端までの間隔のことを「行間」といいます。

 

つまり、「文字の大きさ+少しのスペース(空間)」ということになります。

 

行間を広げるには

行間をもう少しあけたい場合は、範囲選択をして

 

「ホーム」タブ→「行間」の▼をクリックして、リストから選択します。

 

行間が広がります。

 

行間が広がりすぎたときは

次に、よくあるご質問です。

フォントサイズを14ptに大きくした途端、行間がぐっと広がった・・・そんな経験はないでしょうか?

 

この文書、フォントサイズは10.5です。

 

フォントサイズを14ptに変更すると、なんと一気に行間が広がってしまいます。

 

 

 

もー、だからWordって嫌いなのよね・・・とつぶやいたりしてませんか?

 

なぜ、こうなってしまうのでしょうか?

理由を説明しますね。

 

理由を説明するために「グリッド線」を表示させます。

 

「表示」タブ⇒「グリッド線」にチェックを入れます。

 

レポート用紙のような線が表示されました。※この線は目安の線で印刷はされません。

 

通常Wordでは、このグリッド線を基準に文字が配置されています。

グリッド線とグリッド線の間の中央に配置されるのです。

 

現在、フォントサイズは、10.5です。

グリッド線の間に文字が中央におさまっています。

 

では、フォントサイズを12.0にしてみます。

文字サイズは大きくなりましたが、まだグリッド線の間におさまっています。

 

フォントサイズを14.0にしてみます。

 

2本のグリッド線の間におさまらなくなったので、次のグリッド線(3本目)との中央に配置されました。

これによって、行間がぐんと広がってしまうのです。

 

フォントサイズ28.0にしてみると・・・

 

また、次のグリッド線(4本)の間に配置され、さらに行間が広がってしまいます。

Wordにはこのような特性があるのです。

これを理解すると、広がった行間を狭くする方法もすんなり理解できると思います。

 

ということで、行間を狭くしたい場合は、

文字をこのグリッド線に合わせないように設定すれば良いのです。

 

では、設定を変えてみましょう。

まずは、行間を狭くしたい部分を範囲選択します。

 

選択範囲内で右クリック→「段落」をクリックします。

 

「段落」の画面が表示されたら、

「1ページの行数を指定時に文字を行グリッド線に合わせる」

チェックマークをはずして「OK」ボタンをクリックします。

 

フォントサイズは14ポイントのままで変わらないのですが、行間が狭くなりました。

 

 

「1ページの行数を指定時に文字を行グリッド線に合わせる」って

正直「なんのこっちゃ?」ですが、こういう意味だと理解しましょう。

 

行間を自由に設定したい

行間をもう少し狭く、もう少し広く・・・と数値で自由に設定することも出来ます。

今度は自由に調整する方法を2つご紹介しますね。

 

固定値を使う

1つ目は、「固定値」を使って行間を調整する方法です。

 

現在のフォントサイズは、14ptです。

もう少し行間を詰めたいので、固定値を使って「良い感じ」に調整します。

 

 

行間を調整したい部分を範囲選択して

 

選択範囲内で右クリック→「段落」をクリックします。

 

「段落」の設定画面が表示されます。

「行間」を「固定値」に変更し

 

「間隔」を現在のフォントサイズと同じ「14pt」に設定し「OK」します。

 

選択範囲の行間が14ptに変更されました。

 

狭くなりましたが、ちょっと行間が詰まりすぎる感じがしませんか?

フォントサイズと行間の間隔が同じ14ptに設定されたため、間に全く空間がない状態になっているのです。

 

もう少し余裕(空間)が欲しいので「14pt」に数ポイント分の空間をプラスします。

 

では、3pt分の空間をプラスするとして、行間を17ptにしてみましょう。

 

先ほどよりも、ほんの少し(3pt分)空間が出来ましたね。

 

「 固定値」は、フォントサイズに関係なく指定した間隔に固定します。

 

注意点としては、

フォントサイズよりも小さな間隔に設定すると、文字が一部見えなくなる

ということです。

 

例えば、フォントサイズは「14pt」で行間の固定値の値を「10pt」にすると、こうなってしまいます。

 

結論として、行間をぴったり合わせるには、

設定している「フォントサイズ+2~3ポイント(空間分)」くらいが良いと思います。

 

「固定値」の意味をしっかり理解出来ましたか?

フォントサイズより小さい値にしなければ、行間が自由に調整出来るため使いやすいですね。

 

最小値を使う

続いて、「最小値」を使った行間の調整方法についてです。

 

まずは、「固定値」と「最小値」の違いを確認しておきましょう。

「固定値」:設定しているフォントサイズに関係なく、指定した間隔に固定される
「最小値」:指定した間隔以下にはならないけれども、フォントサイズが大きくなればそれに合わせて広がる

 

実際に試してみます。

 

フォントサイズ12pt、行間が「最小値」で「12pt」の文書があります。

 

一部、フォントサイズを24ptにしてみます。

 

大きくなったフォントサイズに合わせて、行間が広がりました。

 

一方、「固定値」で「12pt」の場合だと

フォントサイズに関係なく間隔の12ptが固定されるため、大きくなった文字の部分は一部見えなくなってしまいます。

 

このような違いがあるわけです。

どちらが良いとは一概には言えませんが、違いをしっかり理解した上で使い分けたいですね。

 

行間はかなりややこしい部分ではあるのですが、一度しっかり違いを理解しておくともう悩まなくてすみますよ。

働く女子の皆さんは、ここでシッカリ理解して行間問題から卒業しましょう!

 

 

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