Excelの表を眺めていて、行と列を入れ替えた方が分かりやすい表になるのでは?と思ってことはないですか?
行と列を入れ替えた表を作るのって、結構大変なんですよね・・・
手作業でやるとミスもあり得ます。
大きな表になればなるほど、もう無理ー!ってなりますね。
でも大丈夫!
今回は「行と列を入れ替えて」貼り付ける2つの方法をご紹介します。
行と列を入れ替えて貼り付け
操作は簡単です!では始めましょう。
まず、元の表を範囲選択します。
「ホーム」タブ→「コピー」をクリックします。
貼り付けたい場所の先頭のセルをクリックします。
「ホーム」タブ→「貼り付け」の▼をクリックします。
一覧から「行/列の入れ替え」をクリックします。
行と列が入れ替わって貼り付けられました。
貼り付け先の先頭を「右クリック」→「形式を選択して貼り付け」→「行/列の入れ替え」をクリックでもOKです。
もちろん、数式もきちんと変わっています。
コピー元の表では縦方向の合計をとっていました。
行と列を入れ替えて貼り付けた表では、横方向の合計に範囲が変わっていることが確認できますね。
平均についても同様です。
TRANSPOSE関数
続いて少しステップアップ。
行と列を入れ替えて貼り付けた表と、元の表のデータを連動したい・・・。
そんな時は「TRANSPOSE関数」を使用します。
配列数式
では、TRANSPOSE(トランスポーズ)関数を使ってみましょう。
TRANSPOSE関数は「配列数式」として入力するので、いつもの関数とは少し手順が違います。
事前に手順を確認しておきましょう。
↓
数式を入力
↓
「Ctrl」+「Shift」+「Enter」キー
では、操作を始めます。
範囲を選択
まず、元の表の行数と列数を数えます。
「行数が6」「列数が4」ですね。
まず、入力する範囲を選択しておく必要がありましたね。
行と列を入れ替えるため、先ほど数えた行数と列数は逆になります。
「4行×6列分」の範囲を選択します。
数式の入力
「関数の挿入」ボタンをクリックします。
「関数の挿入」画面が表示されます。
一覧から「TRANSPOSE」を選びます。
効率良く目的の関数にたどりつく方法はコチラから確認してくださいね。
Excel女子の皆さん、こんにちは! 突然ですが、関数を選択するときにはどうしていますか? 例えば「TEXT関数」を使いたい場合 「関数の挿入」ボタンをクリックして […]
TRANSPOSEをクリックして「OK」をクリックします。
TRANSPOSE関数の画面が表示されました。
引数を設定します。
「配列」の枠内をクリックしてカーソルを表示します。
元の表全体をドラッグして範囲選択します。
「配列」に指定した範囲が表示されたことを確認してくださいね。
ココで注意!「OK」をクリックしないでください!
「Ctrl」+「Shift」+「Enter」で確定
配列数式として確定するために、
「Ctrl」+「Shift」+「Enter」キーを押します。
最初に選択していた範囲に、行と列が入れ替わって表示されました。
残念ながら書式はクリアになりますので、設定をし直す必要があります。
TRANSPOSE関数を使って行列を入れ替えるメリットは、元の表とリンクされているということです。
元の表のデータを変更すると
リンクされているため同じ数値に変わりましたね。
それによって合計も変わっています。
ちなみに、真ん中の表は先ほど「行と列を入れ替えて貼り付け」をした表なので、数値は変わりません。
最後に、数式を確認してみましょう。
{=TRANSPOSE(A2:D7)}
見慣れない{ } が入っていて、配列数式となっていることがわかります。
コレ、結構便利ですよ♪
またひとつ時短できることが増えましたね!
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