切り捨て関数として、
- ROUNDDOWN関数
- INT関数
はメジャーなところですが、実はもうひとつあります。
TRUNC関数です。
なんでこう切り捨て関数だけで3種類もあるんだろう・・・と思いますよね。
同感ですが、Excel女子ならばしっかり身につけておいて欲しいところです。
ROUNDDOWN関数、INT関数ってなんだったっけ?
という方は、こちらから確認してくださいね。
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では、「TRUNC関数」をご紹介します。
TRUNC関数
TRUNC関数とは
TRUNC関数は、ROUNDDOWN、INT関数と同じく「切り捨て」ができる関数です。
「トランク」と読みます。
数値の小数部を切り捨てて、整数または指定した桁数に変換します。
TRUNC関数の使い方
以下の表をご覧ください。
「123.456」という数値をTRUNC関数を使って小数点以下を切り捨てします。
切り捨てた結果を表示したい「セルB2」をクリックして
「関数の挿入」ボタン(fx)をクリックします。
関数の挿入の画面が表示されます。
関数の一覧から「TRUNC」を探して「OK」をクリックします。
【Excel】目的の関数まで瞬間移動~差が付く時短テクニック
「引数」は「数値」と「桁数」の2つです。
「数値」は、切り捨てしたい数値が入力されているセルA2をクリックします。
※セルA2をクリックすると、A2と表示されます。
続いて「桁数」です。
切り捨てを行う桁数を指定します。省略した場合は 0 として扱われます。
今回は桁数を省略して「OK」ボタンをクリックします。
小数点以下が切り捨てされ、整数の表示になりました。
ここまでで、あれ?これだとINT関数と同じじゃないの??
と思いますが、マイナスの時に違いが出てきます。
マイナスの数値のとき
TRUNC関数は、
マイナスの時でも小数点以下を単純に切り捨ててくれます。
TRUNCとINTとの違い
INT関数と比べてみましょう。
INT関数は桁数を入力する必要がないので簡単ですが、
-(マイナス)となると大小の違いが出てしまいます。
小数部分を-(マイナス)の時でも単純に切り捨てたいという場合は、
このTRUNC関数が最も簡単な関数といえるのではないでしょうか?
ROUNDDOWN、INT、TRUNC 3つの比較
ROUNDDOWNとINTと比較してみましょう。
INT関数のマイナスの時だけは要注意というのが分かりますね。
・・・となると、
TRUNCとROUNDDOWNの違いは何?
TRUNCとROUNDDOWNの違い
2つの違いは、
TRUNC関数:必ずしも桁数の指定をする必要がない
(指定が無ければ整数部のみ)
のに対して、
ROUNDDOWN関数:桁数の指定が必須
(桁数を入力していないとエラー表示)
というところでしょうか。
3つの違いをしっかり理解して、使いましょうね。
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