Excelで0から始まる数字を入力したら、先頭の0が消えた・・・そんな経験はないですか?
例えば、「001」や「092」と入力すると、「1」、「92」と表示されてしまいます。
コレ、Excelあるあるです。
今回は、このように先頭に入力した0を表示させる方法を3つご紹介します。
「’」(シングルクォーテーション)を付ける
まず1つ目の方法
入力時、数字の先頭に半角の「’」を付けるという方法です。
試してみましょう。
「’」を入力して「001」と入力します。
「001」と表示されました。
セルの左上に緑の▲マークが、右側には「!」マークが表示されていますね。
!マークの▼をクリックすると「数値が文字列として保存されています」というメッセージが表示されます。
これは、文字通り「数値」が「文字」扱いになってるけど大丈夫~?と気を利かせて教えてくれているのです。
とにかくエクセルは気が利くんですよ…。
このメッセージが出たからといって特に気にすることはありません。
どうしても気になる…という場合は、「エラーを無視する」をクリックすると
緑の▲マークも!マークも消えます。
表示形式を「文字列」に変更
入力時にイチイチ「’」付けるなんて面倒だ~という方へ。
続いて2つ目の方法。
先頭に「0」を表示したい部分の表示形式を「文字列」に変更しておくという方法があります。
先頭に「0」を付けたい範囲を選択して
選択範囲内で右クリック→「セルの書式設定」をクリックします。
「セルの書式設定」画面が表示されます。
「表示形式」タブの「分類」の中から「文字列」を選択して「OK」をクリックします。
では「001」と入力してみましょう。
001と入りました!
「文字列」に設定していた範囲には先頭の0が表示されました。
入力時にいちいち「’」を付けなくて良いですね。
先頭にゼロをつけて桁数を揃える
では3つ目。
「先頭にゼロをつけて桁数を揃える」という方法です。
例えば「00001」「00011」など5桁の数字で桁が足りない分は「0」で補いたい
- 「1」と入力⇒「00001」
- 「123」と入力⇒「00123」
というように桁が足りない分は「0」が補われます。
これも「セルの書式設定」で設定ができます。
設定したい範囲を選択します。
選択範囲内で右クリック→「セルの書式設定」をクリックします。
「セルの書式設定」画面が表示されます。
「表示形式」タブの「分類」の中から「ユーザー定義」を選択します。
「種類」の欄に「0」を桁数分入力して「OK」をクリックしましょう。
※今回は5桁で設定するので「00000」と入力します。
設定ができたので入力をしてみましょう。
「1」と入力して確定すると
「00001」と表示されました!
足りない4桁分は「0」が表示されましたね。
「15」と入力すると
「00015」と表示されました。
今回のような設定をしておくと「0」を入力する必要がないので楽ですね~
数字の先頭に「0」を表示する方法3つをご紹介しました。
いつもながら「エクセルにできないことはない」と実感しますね!
そして、エクセルを知れば知るほど「ラク」をすることができます♪
動画でもご紹介しています。
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