Excelで分数を入力しようと、「7/15」と入力すると「7月15日」と表示された・・・という経験はないですか?
Excelでは数字を/で区切って入力すると、自動的に日付表示してしまうからなのです。
では、Excelで分数は入力出来ないのでしょうか?
いえいえ、出来ます!
Excelに出来ないことなんてな~い、と思って良いですよ、ほぼ。
方法として、2つ。
「7/15」を後で計算で使うのか、使わないのかによって違います。
今回は、分数の入力方法についてのご紹介です。
後で計算に使わない
後で計算に使わない、その場限りの表示でよければ、簡単です♪
先頭に「’」を付ける
先頭に「’」をつけて入力すればOKです。
「’7/15」と入力して確定すると、「7/15」と表示されます。
「’」は「Shift」キーを押しながら「7」キーを押します。
この場合、「7/15」という「文字」の扱いとなります。
そのため、この後、計算に使うことは出来ません。
※セルの左詰めに表示されていますね。
後で計算に使わない、この場限りで良いという場合には、この方法が簡単だと思います。
後で計算に使いたい
後で計算にも使いたいという場合には、別の方法があります。
先頭に「0 半角スペース」を入れる
7/15の前に「0 」←ゼロの後ろに半角スペース を入力します。
つまり「0 7/15」と入力するのです。
「0 7/15」と入力して確定すると、「7/15」と表示されます。
しかも、先ほどと違い、数値データとして認識されます。
入力したセルをクリックして、数式バーを見て見ると「0.466666・・・」と表示されていますよね?
※セルの右詰めで表示されています。
ということは、この後計算に使うことが出来ます。
また「1 1/3」と入力すると、「1 1/3」と表示されます。
(1の後ろに半角スペース)
「数式の挿入」ボタンを使えばそのまま表示
最後にもうひとつ。
「7/15」という表示じゃなくて、分数の形そのままで表示させたい!という場合。
そんなケースは少ないかもしれませんが、例えば論文を書くときとか…必要になるかもしれませんね。
Excelの「数式の挿入」ボタンを使えば、いろんな難しい数式をそのまんま表示させることができます。
やってみましょう。
「挿入」タブに切り替えます。
右側に「数式」というボタンがありますね。
▼をクリックすると、なんだか難しい数式の一覧が表示されます。
こ、こんな数式は私には無縁のようです…そしてこの中に「分数」はないんです。
そこで、▼の上の「数式」と書いてある部分をクリックしてみてください。
すると、数式に使えそうな記号がたくさん表示されました。
その中に、「分数」ボタンがありますね!
クリックしてみると(今回はボタン直接でも▼でも同じです)、分数の色々な形が表示されます。
今回は「分数」の一番最初に表示してあるものを選びます。
すると、分数が入力できるテキストボックスのようなものが表示されます。
ここに、数値を入力します。
これ、下の画像では拡大表示しているのですが、とにかく小さい…
枠内を選択して、文字サイズを大きくしたり、枠自体を少し広げたりして…と結構苦労します。
なんとか完成!
計算には使えませんがこういう感じで表示が可能ということです。
やっぱりExcelにできないことはない。ですね~。
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