「ちょっとー、合計が合ってないみたいだけど、どういうこと?」
「うそ、ちゃんとSUMを使ったしExcelが間違うはずがない!」
そう思いながら確認してみたら…
ほんとだ、計算式は間違ってなさそうなのにどうしてー??
そんな経験はありませんか?今回はこのナゾについて解説しますね。
下の表をみてください。
同じ数字を合計しているのに、結果が違いますね。
しかも、「1+2+3+4」の答えは「10」のはずなのに、
Bの方は「11」になっています。
なぜこんなことが起こるのでしょうか?
動画バージョンもあります。
小数点以下を表示してみる
では、次の操作をしてみてください。
数値の部分を範囲選択して
「ホーム」タブをクリックして
「小数点以下の表示桁数を増やす」ボタンをクリックします。
小数点以下の端数が表示されます。
「B」の方には、小数点以下の端数がありました。
小数点以下の表示桁数を増やす、減らすボタン
「小数点以下の表示桁数を増やす」
「小数点以下の表示桁数を減らす」
のボタンですが使うときにはちょっと注意が必要です。
ボタンをクリックすると、
表示上は四捨五入された数値が表示されるのですが、
実際にセルに入力されている値に変化はないのです。
見た目は「1」だけど中身は「1.2」のまま なのです。
見た目のとおり計算するには
では、どうしたらよいのでしょう?
ROUND関数を使う
「小数点以下表示桁数を増やす」「小数点以下表示桁数を減らす」ボタンは、
四捨五入の結果を表示させるということでした。
それと同じ結果を表示させたいなら、数値を四捨五入すれば良いわけです。
ということで、
小数点以下の端数を四捨五入する「ROUND(ラウンド)関数」を使って端数処理をします。
以下のように、隣の列に四捨五入の結果を表示していきますね。
セル「C2」をクリックして
「関数の挿入」(fx)ボタンを選択してROUND関数を選びます。
目的の関数を素早く探すコツ
関数名が表示されます。
この中から「ROUND」を選びます。
まず、「関数の分類」の▼をクリックして選びます。
「ROUND」は「「数学/三角」」の中にあります。
が、そんなこと知らない…って人がほとんどですよね…。
知らなくても大丈夫!
探し方を知っておけば良いのです。
「分類」が分からない時は、「すべて表示」を選びます。
すると、Excelのぜんぶの関数がAから順番に表示されます。
「ROUND」は「R」なので、少し下へスクロールして探します…
が、ここでぜひ覚えておいて欲しいことがあります。
目的の関数にパパっとジャンプできる方法があるんです!
まず、「関数名」のところに関数がたくさん並んでいるわけですが、
その中のどれでも良いので、ひとつクリックします。
そして、キーボードから、
探したい関数名の先頭文字を2~3文字入力します。
今回は欲張って「rou」と入れます。
この時、できるだけ素早く!が大事です。
rouと素早く入れましょう!
難しければ、r だけでも良いですよ。
そして、この時には必ず日本語入力をOFF「A」の状態で入力してくださいね。
ジャンプできましたか?
ROUNDをクリックして「OK」をクリックします。
ROUND関数の画面が表示されました。
引数が2つありますので、以下のように設定しましょう。
- 「数値」の欄をクリックして、セルB2をクリック
- 「桁数」の欄をクリックして、「0」を入力
設定できたら、「OK」をクリックします。
ざっくり説明すると、
という設定をしました。
「小数点以下第1位」を四捨五入して、少数点以下の桁数を0桁にするということになります。
四捨五入の結果が表示されました。
数式をコピーしましょう。
合計は「10」になりましたね。
小数点以下の端数がある場合の計算結果には注意が必要です。
ちょっと難しかったですか?頑張って脱初心者を目指しましょう♪
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