- 表のデータを1行おきに合計したい
- SUM関数を使う方法では時間がかかる…
そんなあなたのために、「SUMIF関数を使って1行おきに合計する方法」についてご説明します。
下図の売上表は、数量と売上が上下2段に分かれています。
そのため、数量、売上それぞれの合計を出すには1行おきに合計をとる必要があります。
さてどうしましょうか…。
SUM関数を使用
SUM関数で地道にセルを拾っていく
おなじみSUM関数でもできないことはありません。
SUMは合計をとる範囲を指定して使うことが多いですが、連続した範囲ではなく、飛び飛びのセルを選択して使用することもできます。
まずは、この方法でやってみましょう。
数量の合計をだしてみます。
セルC15をクリックして、
「ホーム」タブからSUM関数を選択します。
自動で範囲をとろうとしますが、今回はこの範囲ではないですよね。
これから、合計するセルをひとつずつクリックして選択します。
まず、合計するセルのひとつ目、セル「C2」をクリックします。
2つ目以降のセルは「Ctrl」キーを押したままクリックしていきます。
Ctrlキーは左手でずっと押さえたままで
- セルC4をクリック
- セルC6をクリック
- セルC8をクリック
- セルC10をクリック
- セルC12をクリック
これで全部ですね。
セルC15に入力されている式を確認しましょう。
確認して間違いがなければ、「Enter」キーを押して確定します。
指定したセルの合計がでました。
では、この式を下へコピーして売上の合計もだしましょう。
これで完成です。
いかがでしょうか。
これぐらいの数なら、地道にセル番地をクリックしていく操作でもできなくはないですね。
しかし、合計したいセルがもっとたくさんある場合はどうでしょうか。
クリックしていくのがすごく面倒ですし、クリック回数が増えるということはミスする可能性も大となるわけです。
SUMIF関数を使用
ここで、SUM関数の仲間である「SUMIF関数」を使えば少し楽になります。
SUMIF関数は「条件に合ったデータだけを合計する」関数です。
働く女子の皆さん、おなじみのSUM関数。 ご存知のとおり数値の合計を取る関数ですね。 合計を取るときに、全部の合計ではなく特定のものだけを合計したいなぁと思うときはないですか? 例えば以下の売上表で、売[…]
SUM関数は指定した範囲のすべてを合計しますが、SUMIF関数は「指定した条件」のみのデータを合計するのです。
今回は「数量」や「売上」が「条件」となるわけです。
ここでは、「1行おき云々…」という考えではなく「数量だけ」「売上だけ」を合計することにより、結果的に1行おきの合計を出すという考えです。
ですので、1行おきに限らず、2行おきや3行おき…という場合でも使えます。
SUMIF関数の選択
まずは、「数量」の売上合計のセル「C15」をクリック
「関数の挿入」ボタンをクリックしましょう。
関数の一覧から「SUMIF」を探して「OK」をクリックします。
「関数の引数」画面が表示されました。
これから「範囲」「検索条件」「合計範囲」を入れていきます。
引数の入力
範囲
SUMIF関数の引数には「範囲」と「合計範囲」があります。
「範囲」が2つあるのでそれぞれにどの範囲を指定したらよいのか・・・迷いますね。
まず「範囲」
ここは、条件を探す範囲を指定します。
今回は「数量」と「売上」とある中で「数量」の売上合計を出したいのですよね。
その「数量」なのか「売上」なのかはどこから探すの?
ということで、「B2:B13」を指定します。
「範囲」に選択したセル範囲が表示されました。
入力した数式をこの後コピーするので、この範囲を「絶対参照」にします。
「F4」キーを押しましょう!
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検索条件
続いて、検索条件を設定します。
検索条件は「数量」ですね。数量のセル「B15」をクリックします。
合計範囲
続いて「合計範囲」
条件に設定した「数量」データを合計したいのでデータ部分、セルC2:C13を選択します。
数式をコピーしたときに範囲がズレないよう、F4キーを押して絶対参照にしておきましょう。
以上で設定は完了です!
確認ができたら「OK」をクリックしましょう。
「数量」の合計がでました。数式バーを見ると、先ほど設定した関数が確認できますね。
では、この式を下方向へコピーしましょう。
完成です。
いかがでしょうか。
SUMIF関数なら、合計する範囲が大きくてもミスなくできそうですね。何よりも、スマートです!
今までSUMで地道にやっていたという方、ぜひ活用してください。
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