エクセルで入力後にEnterキーを押すと、カーソルが下へ移動しますよね。
右へどんどん入力していきたい時にはどうしていますか?
毎回、ひとつ右のセルをクリックし直して入力…なんて…面倒すぎますね。
今回は、入力後のカーソルの移動方向を変更する方法と、効率良く入力するコツなどをご紹介します。
Tabキー:一時的に右方向へ移動
Tabキー:右方向へ移動
下方向へ入力することが多いけれど、時々右方向へ入力することがある、という場合には「Tab」キーを使うと良いです。
入力後に「Enter」キーではなく「Tab」キーを押すとカーソルが右へ移動します。
ちなみに、「Shift」キーを押しながら「Tab」キーを押すと左方向へ移動します。
TabキーとEnterキー:Z方向に効率良く入力
下図のように、Z方向へ入力したい場合もありますよね。
そんな時は、TabキーとEnterキーの両方を使って効率良く入力しましょう。
まず、先ほどのTabキーを使って「aaa」から「ccc」まで入力します。
「ccc」の入力後は「Enter」キーを押します。
すると、カーソルはセル「A3」へ移動してくれます!
「Tab」キーで右へ移動していき、右端まで入力したら「Enter」キーを押す。
この繰り返しで、Z方向への入力も効率良くできますね!
設定変更:常に右方向へ移動
一時的ではなく常にEnterキーで右方向へ移動したい場合は、Excel自体の設定を変更しましょう。
「ファイル」→「オプション」をクリックします。
Excelのオプション画面が表示されます。
左側を「詳細設定」に切り替えると、右側に設定項目が表示されます。
「Enterキーを押したら、セルを移動する」
という項目の「方向」が「下」になっていますね。
ココの▼をクリックすると方向を選択することができます。
「右」に変更して「OK」をクリックします。
設定ができたら、文字を入力してEnterキーを押してみて下さい。
右方向へ移動しますね。
ちなみに、「Shift」キーを押しながら「Enter」キーを押すと「左方向」へ移動しますよ。
試しに「右」へ設定を変えたみたという方は、「下」へ戻しておきましょう。
範囲選択して入力
今度は、下図のような場合です。実は一番多いケースかもしれません。
まずは下方向へ入力していき、下まできたら右上へ移動するというパターンです。
セルA4を入力後、セルB2へカーソルを移動するのがちょっと面倒ですね。
このような場合には、入力する範囲をあらかじめ範囲選択しておいて入力をすると効率が良いです。
入力する前に、選択をしておいて
入力を始めます。
入力後にEnterキーを押して下方向へ入力をしていきます。
一番下のセルに入力後も、Enterキーを押します。
セルB2にカーソルが移動しますね。
あらかじめ範囲選択して入力すると、
選択している範囲内でカーソルが移動するというわけです。
範囲の右下のセルを入力後にEnterキーを押すと
範囲の先頭にカーソルが移動します。
ちなみに、この場合も「Shift」+「Enter」で「上」方向に移動します。
「Ctrl」+「Enter」:カーソルを移動しない
最後にもうひとつだけご紹介します。
ここまでは、Enterキーを押したらどの方向へ移動するかということについてご紹介してきました。
ですが、Enterキーを押した後もカーソルを移動させたくないってこともありませんか?
例えば、引き続きそのセルに書式を設定するとか、その後数式をコピーするとか…
そんな場合には、逆にカーソルが移動してしまうとまた元の場所にカーソルを戻して…という作業が面倒です。
そんな時に便利なのが、「Ctrl」+「Enter」
入力後、「Enter」ではなく「Ctrl」を押しながら「Enter」を押してみて下さい。
カーソルがどこにも移動しませんね。知っておくと便利です!
以上、入力後のカーソル移動についてご紹介しました。
ちょっとしたことですが、ずいぶんストレスがなくなると思いますので、ぜひ入力の際には活用してくださいね♪
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