Excelを勉強して、請求書を作りました。
VLOOKUP関数やIFERROR関数などを組み合わせたり、さまざまな書式も設定しました。
そして、この請求書を他のスタッフも使うことになりました。
例えばこんな表です。
「コード」と「数量」を入力すれば、あとは全部自動で出来上がり!
ある時見てみたら、コードだけではなく商品名や単価、金額までも消されてしまっていました・・・
大変な思いをして作った請求書が・・・
そんな悲劇もあり得ますね。(大げさですが)
自分で作ったのに、自分でうっかり~なんてこともありそうです。
今回はうっかり消したり入力したりできないようにする「シートの保護」についてのご紹介をします。
シートの保護
シートを保護する
では、シートを保護してみましょう。
「ホーム」タブになっていますか?
「書式」→「シートの保護」をクリックします。
「シート保護」の画面が表示されます。
パスワードも設定できますが、今回は設定せず空欄のままで「OK」をクリックします。
これでシートの保護ができました!
が、しかしここで問題が。
実は、コレだとどのセルも入力できない状態なんです・・・
入力したい「コード」や「数量」のセルにも入力ができません。
残念ながら、これじゃダメですね~
シート保護の解除
というわけで、一旦、シートの保護を解除します。
先ほどと同じく、「ホーム」タブ→「書式」→「シート保護の解除」をクリックします。
※シートに保護がかかっている時には「シート保護の解除」という表示になります。
特に何も画面が表示されませんが、これでシートの保護が解除になりました。
では、一部のセルだけ入力ができるようにするには、どのようにしたら良いのでしょう。
シート保護の仕組み
元々すべてのセルにロックがかかっている
シートを保護すると、「ロック」がかかっているセルに入力や編集ができなくなります。
- セルのロック
- シートの保護
この2つがセットで、セルに入力・編集ができなくなるというわけです。
そして、元々シート内のすべてのセルに「ロック」がかかっています。
そのため、そのままシートを保護するとすべてのセルに入力ができなくなるのです。
なので、入力をしたいセルは、あらかじめ「ロック」をはずしておく必要があるのです。
入力するセルのみ「ロック」をはずす
では、入力したいセルを範囲選択して、ロックをはずします。
入力したいところは、
- 「コード」:A4:A8
- 「数量」:C4:C8
の2ヶ所ですね。
同じ操作を2回するのは面倒なので、2ヶ所を同時に選択して設定をします。
まず、1ケ所目のセルA4からA8をドラッグします。
次に、「Ctrl」キーを押しながら2ヶ所目のセルC4からC8をドラッグします。
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これで、離れた範囲を同時に選択することができました。
選択範囲内で右クリック→「セルの書式設定」をクリックします。
セルの書式設定の画面が表示されます。
「保護」タブに切り替えましょう。
「ロック」に✔が入っていますね。
先ほども説明したように、元々すべてのセルに✔が入っているのです。
なので、現在選択しているセルのロックをはずして、シートの保護をかけても入力ができるようにします。
「ロック」の✔をクリックして、はずしたら「OK」をクリックします。
では、もう一度、シートに保護をかけます。
「ホーム」タブ→「書式」→「シートの保護」をクリックします。
今回もパスワードなしで「OK」をクリックします。
では、確認してみましょう!
ロックをはずしたセルに入力をすると、今度は入力ができますね。
一方で、ロックをはずしたセル以外のセルにはすべてロックがかかっているので、入力しようとするとエラーが表示されます。
このように、入力する項目のセルのみロックをはずしてシートを保護しておけば、誤って数式などを変更されたり消されたり・・・なんていう心配がないですね。
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