Excelでファイルに複数のシートがあってそれを並べて見比べたい時ってありませんか?
例えば、年度別にシートが分かれている売上表。
シートを切り替えながら見るよりも、2つや3つ並べて全体を見比べたいですよね。
今回は、1つのファイルの中の複数シートを並べて表示する方法についてご説明します。
ファイル内のシートを並べて表示する
2016年度から2018年度までの3年間の売り上げファイルがあります。
ファイルの中には、それぞれの年度でシートが分かれて存在しています。
1つのファイルの中に、3枚のシートがあるわけです。
その3枚のシートを、このように並べて表示することができるのです。
こうすると、3つを見比べたり、一つのシートを見ながら他のシートに入力するという作業がしやすいので、作業効率が上がりそうですね。
では、始めましょう!
まずファイルを開きます。
- ファイル名:年度別売上
- シート:「2016」「2017」「2018」の3枚
を確認してください。
新しいウインドウとして開く
並べて表示する下準備として、3枚のシートをそれぞれ新しいウインドウとして開きます。
「表示」→「新しいウインドウを開く」をクリックします。
ウィンドウがもうひとつ開きましたね。
ファイル名が「年度別売上.xlsx:2」と表示されていることを確認してください。
これは「1つのファイルを2つのウインドウで開いていて、その2つ目のウインドウですよ」という意味です。
では、同じようにもう一度「表示」タブ→「新しいウインドウ」で3つめのウインドウを表示しましょう。
3つのウインドウが表示されました。
いよいよ、これをに並べて表示します。
「整列」で並べて表示
「表示」タブ→「整列」をクリックします。
「ウインドウの整列」画面が表示されます。
「左右に並べて表示」をクリックして「OK」をクリックしましょう。
3つのウインドウが左右に並べて表示されました。
今は、すべてのウインドウで「2016」シートが表示されていますのでシートを切り替えましょう。
どうでしょう?作業効率が上がりそうではないでしょうか!
整列の種類は4つ
ちなみに、整列の種類の中の「並べて表示」を選んだら下ような表示になります。
「左右に並べて表示」との違いを確認してください。
この「並べて表示」という整列方法は、3つ以上のウインドウを並べたときに有効です。
■並べて表示
その他、「上下に並べて表示」、「重ねて表示」があります。
■上下に並べて表示
■重ねて表示
2つのウインドウを同時にスクロール
同時にスクロールできるのは2つ
「並べて比較」という機能を使えば、並べて表示したウインドウを同時にスクロールすることもできます。
ちなみに、この「並べて比較]機能は、2つのウィンドウを並べて同時にスクロールできるようにする機能なので、3つ以上のウインドウを同時にスクロールさせることはできません。
「並べて比較」で同時にスクロール
では、2つのウインドウを同時にスクロールしてみましょう。
まず、2つのウインドウを並べて表示しておきます。
「表示」タブ→「並べて比較」をクリックします。
「並べて比較」ボタンが「オン」の状態になりました。
同時にその下にある「同時にスクロール」ボタンも「オン」になっていますね。
では、スクロールしてみてください。同時にスクロールしますか~?
今回は以上です。
支店別や店舗別にシートをわけて管理することはよくありますよね。
そんな時に、比較してみたいとき、片方を見ながらもう片方に入力したいとき等に使うと便利ですよ。
ぜひお試しください!
Excelで表の複数範囲を別々のページに印刷したいとき、どうしますか? 例えばこんな場合です。 セミナー開催一覧表の中の、2月と4月に開催される部分を別々のシートに印刷したいのです。  […]
ある時チームのメンバーから 「エクセルの資料、全シート印刷してもってきて」 「あ、通しのページ番号もつけてね」と依頼されました。 さて、どうしましょうか…。 ページ番号を付けたいシートを全選択→「ページ設定」→「[…]