COUNT系関数のご紹介、今回は「COUNTIFS 関数」です。
前回ご紹介した「COUNTIF関数」の仲間で、Excel2007から登場した関数です。
COUNTIF関数は、条件に合ったセルの個数を数える関数ですが
指定できる条件は「1つ」です。
COUNT系関数のご紹介、今回は「COUNTIF関数」です。 COUNT系の関数はいくつかありますが、「何を数えるのか」が大きな違いです。 COUNT関数:「数値を数える」 COUNTA関数[…]
「COUNTIFS関数」は条件を複数指定することができます。
下の「模擬試験結果」の表で
- 「40歳以上の合格者数」
- 「30代の合格者数」
を出したいと思います。
「40歳以上」で「合格」、「30歳以上」で「40歳未満」など
今回は、条件が複数ありますね。
COUNTIFS関数
COUNTIFS関数は、複数条件に合ったセルの個数を数える関数です。
~以上の○○を数える
まず、セル「C11」に40歳以上の合格者数を出します。
- 「年齢」欄から「40歳以上」
- 「結果」欄から「合格」
上記の条件に合うセルを数えれば良いですね。
今回は2つの条件を設定することになります。
「年齢」欄から「40歳以上」、「結果」欄から「合格」
と表示されているセルを数えれば良いですね。
セルC11をクリックします。
「関数の挿入」(fx)ボタンを選択して関数を選びます。
関数名が表示されます。
この中から「COUNTIFS」を選びます。
「関数の分類」を「すべて表示」に変更します。
すると、Excelのぜんぶの関数がAから順番に表示されます。
「COUNTIFS」は「C」なので、少し下へスクロールして探します…
が、ここでぜひ覚えておいて欲しいことがあります。
目的の関数にパパっとジャンプできる方法があるんです!
まず、「関数名」のところに関数がたくさん並んでいるわけですが、
その中のどれでも良いので、ひとつクリックします。
そして、キーボードから、
探したい関数名の先頭文字を2~3文字入力します。
今回は欲張って「cou」と入れます。
この時、できるだけ素早く!が大事です。
couと素早く入れましょう!
難しければ、c だけでも良いですよ。
c だけだと思ってしまい、c から始まる関数にジャンプしてしまいます。
(それでもそこから少しスクロールすれば良いのですが)
そして、この時には必ず日本語入力をOFF「A」の状態で入力してくださいね。
ジャンプできましたか?
COUNTIFSをクリックして「OK」をクリックします。
COUNTIFS関数の画面が表示されました。
これから「範囲」と「検索条件」を入れていきます。
今回は、セル「C11」に「40歳以上の合格者数」を出します。
- 「年齢」欄から「40歳以上」
- 「結果」欄から「合格」
と表示されているセルを数えれば良いですね。
2つの条件を設定することになります。
1つ目の条件「40歳以上」を設定
1つ目の条件「40歳以上」を設定します。
「40歳以上」をどの範囲の中から数えるの?ということ数える範囲を指定します。
「年齢」が表示されている「年齢」の欄から数えるので
セルB4からB9をドラッグして範囲選択しましょう。
引数の「検索条件範囲1」が「B4:B9」という表示に変わったことを確認します。
続いて「検索条件1」の欄をクリックします。
検索条件は「何を数えるの?」という「何を」を指定するところです。
「40歳以上」を数えるので、「>=40」と入力します。
ひとつ目の条件は設定できました。
2つ目の条件「合格」を設定
「検索条件範囲2」の欄をクリックします。
「合格」「不合格」が表示されている「結果」の欄から数えるので
セルC4からC9をドラッグして範囲選択しましょう。
引数の「検索条件範囲1」が「C4:C9」という表示に変わったことを確認します。
続いて「検索条件2」の欄をクリックします。
2つ目の条件は「合格」ということで、「合格」と入力します。
今回の条件2つが設定できました。
確認できたら「OK」ボタンをクリックします。
40歳以上の合格者は「1」となりました。
セルC11をもう一度クリックして選択したら「数式バー」を見て確認しましょう。
=COUNTIFS(B4:B9,”>=40″,C4:C9,”合格”) という式が入っていますね。
~以上~未満の○○を数える
次は、セル「C12」に「30代の合格者数」を出します。
- 「年齢」欄から「30歳以上」
- 「年齢」欄から「40歳未満」
- 「結果」欄から「合格」
と表示されているセルを数えれば良いですね。
今回は3つの条件を設定することになります。
セルC12をクリックします。
「関数の挿入」(fx)ボタンを選択して関数を選びます。
関数名が表示されます。
この中から「COUNTIFS」を選びます。
先ほど使ったので、「関数の分類」を「最近使った関数」に変更します。
関数名から「COUNTIFS」を選択して「OK」をクリックします。
COUNTIFS関数の画面が表示されました。
ひとつ目の条件「30歳以上」を設定
範囲は、「30以上」をどの範囲の中から数えるの?ということ数える範囲を指定します。
「年齢」が表示されている「年齢」の欄から数えるので
セルB4からB9をドラッグして範囲選択しましょう。
引数の「検索条件範囲1」が「B4:B9」という表示に変わったことを確認します。
続いて「検索条件1」の欄をクリックします。
「30歳以上」を数えるので、「>=30」と入力します。
ひとつ目の条件は設定できました。
2つ目の条件「40歳未満」を設定
「検索条件範囲2」の欄をクリックします。
「40未満」をどの範囲の中から数えるの?ということ数える範囲を指定します。
「年齢」が表示されている「年齢」の欄から数えるので
セルB4からB9をドラッグして範囲選択しましょう。
引数の「検索条件範囲1」が「B4:B9」という表示に変わったことを確認します。
続いて「検索条件2」の欄をクリックします。
「40歳未満」を数えるので、「<40」と入力します。
3つ目の条件「合格」を設定
「検索条件範囲3」の欄をクリックします。
「合格」をどの範囲の中から数えるの?ということ数える範囲を指定します。
「合格」「不合格」が表示されている「結果」の欄から数えるので
セルC4からC9をドラッグして範囲選択しましょう。
引数の「検索条件範囲1」が「C4:C9」という表示に変わったことを確認します。
続いて「検索条件3」の欄をクリックします。
3つ目の条件は「合格」ということで、「合格」と入力します。
今回の条件3つが設定できました。
確認できたら「OK」ボタンをクリックします。
30歳代の合格者は「2」となりました。
セルC12をもう一度クリックして選択したら「数式バー」を見て確認しましょう。
=COUNTIFS(B4:B9,”>=30″,B4:B9,”<40″,C4:C9,”合格”) という式が入っていますね。
条件が複数あると入力や設定も大変ですね。
うまくできましたか?
COUNTIF関数は条件が1つしか設定できません。
2つ以上の条件がある場合は、COUNTIFS関数を使いましょう!
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