Excelには、行や列を非表示にする機能があります。
しかし、非表示の状態のままいつものようにコピーして貼り付けたら、せっかく非表示にした部分まで、貼り付けられてしまいます。
非表示にしても全部コピーされる
例えばこんな場合です。
下記の表で、一部の行を非表示にしてみます。
非表示にしたい行の「行番号」(今回は行番号6から8)をドラッグして
右クリック⇒「非表示」をクリック
6行目から8行目までが、非表示になりました。
では、この表をコピーしてみます。
表全体を範囲選択して、「ホーム」タブ⇒「コピー」(Ctrl+C)
貼り付けたい場所の先頭(今回はセルA11)をクリックして
「ホーム」タブ⇒「貼り付け」(Ctrl+V)
貼り付けられました。
が、、あれれ??
非表示にした部分まで貼り付けられてしまいました。
えー、せっかく非表示にしたのに…こんな経験ないですか?
そんな場合には、「可視セル」を選択すればOKなのです!
可視セルを選択してコピペ
再度、非表示にした表全体を範囲選択します。
表示されている部分のみ選択します。
「ホーム」タブ⇒「検索と選択」⇒「ジャンプ」をクリック
「セル選択」をクリックします。
選択肢の中から「可視セル」をクリックして「OK」
可視セルのみ選択されました。
ちょっと線が入っているのがわかりますか?
では、先ほどと同様に、もう一度コピーをして貼り付けてみます。
セルA19に貼り付けてみました。
一番下の表のように、今度は表示されている部分のみ貼り付けられました。
このように、見えている部分のみコピーして貼り付けられるのです。
可視セル選択のショートカットキー
また、可視セルの選択のショートカットキーがあります。
「Alt」+「;」
範囲選択した後、「Alt」キーを押しながら+「;」キーを押します。
「オルト」と「セミコロン」です。
あとは、コピーして貼り付けです。
可視セル選択をよく使う方は、覚えましょうね♪
可視セルのみ色を付ける
これは、塗りつぶしの色を付けるときも同様です。
いつもの通りに選択して塗りつぶしの色を付けたあとに
非表示にした部分を再表示してみると、
非表示にしていた部分にも色が塗られてガッカリします。
こういうことです。
いつも通りに色を付けたいところを範囲選択して
色を付けます。
非表示にしていたところを再表示します。
非表示になっている行をまたがって行選択→選択範囲内で右クリック→「再表示」をクリックします。
そうすると、なんと、
表示されていなかったセルにも色が塗られていました。
とほほ…
このような時も、「可視セル」を選択すればOKです。
選択した後に、「Alt」+「;」キーで可視セルを選択
その後、塗りつぶします。
では、非表示になっている行を再表示してみましょう。
先ほど表示されていたセルだけに塗りつぶしの色がついていることが分かりますね。
このように、可視セルの選択をマスターすれば作業効率も上がりますね。
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