【Excel】SUMIFS関数~複数の条件に合ったデータを合計

前回ご紹介した「SUMIF関数」は「条件に合ったデータを合計」する関数でした。

今回は、条件を複数指定することができる「SUMIFS 関数」をご紹介します。

 

SUMIF関数ってなんだったっけ??という方は、こちらで確認してくださいね。

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下の「カフェ売上表」で「天神」の商品ごとの売上合計を出したいと思います。

  • 店舗が「天神」
  • 商品名が「ブレンド」

というように、「店舗」と「商品名」という2つの条件があります。

 

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SUMIFS関数

SUMIFS関数は、複数の条件に合ったデータを合計する関数です。

 

SUMIFS関数の選択

まず、セル「G6」に天神のブレンドの合計を出します。

  • 「店舗」が「天神」
  • 「商品名」が「ブレンド」

上記の2つの条件に合うセルの金額を合計すれば良いですね。

 

では、操作を始めます!

 

まず、天神のブレンドの合計を出したいセル「G6」をクリックします。

 

「関数の挿入」(fx)ボタンを選択して関数を選びます。

 

関数名が表示されます。

この中から「SUMIFS」を選びます。

 

効率良く目的の関数にたどりつく方法はコチラから確認してくださいね。

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SUMIFSをクリックして「OK」をクリックします。

 

SUMIFS関数の画面が表示されました。

 

これから引数を入れていきます。

 

引数の入力

SUMIFS関数の引数は「SUMIF関数」の引数の入れ方と違うので少し戸惑うかもしれません。

 

まず最初に「何を合計したいの?」を指定(合計対象範囲)

条件を複数指定していく(条件1,2,3・・・)

という流れです。

 

合計対象範囲

今回の合計対象範囲はどこでしょう?

合計したいのは「金額」ですよね。

ということで、金額が入力されているセル「D3:D15」を選択します。

 

ここで、この範囲を「絶対参照」にします。「F4」キーを押しましょう!

 

なぜ絶対参照にするの?

なぜならば、ここで入力した数式をこの後コピーするからです。

式をコピーするとセル番地がズレますが、今指定した範囲がズレと合計する範囲が違ってくることになりますね。

なので、合計する範囲がズレないように「絶対参照」とします。

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では、ここから2つの条件を設定していきます。

 

1つ目の条件:「店舗が天神」

1つ目の条件「店舗」が「天神」について設定します。

 

「条件範囲1」の欄にカーソルを移動します。

文字通り、「条件とする範囲その1」を指定します。

 

1つ目の条件となる店舗(天神)を探す範囲、セル「C3:C15」を選択します。

そして、ここも絶対参照にするために「F4キー」を押します。

 

続いて「条件1」の欄をクリックします。

条件1は「条件範囲1」で指定した店舗の範囲の中から「何」を条件にするの?を指定するところです。

 

条件となる店舗名(天神)が入力されている「セルG2」をクリックします。

 

ひとつ目の条件は設定できました。

 

2つ目の条件:「商品名」が「ブレンド」

続いて2つ目の条件「商品名」が「ブレンド」について設定します。

 

「条件とする範囲その2」を指定します。

2つ目の条件となる商品名(ブレンド)を探す範囲、セル「B3:B15」を選択します。

そして、ここも絶対参照にするために「F4キー」を押します。

 

 

続いて「条件2」の欄をクリックします。

条件2は「条件範囲2」で指定した商品名の範囲の中から「何」を条件にするの?を指定するところです。

 

条件となる商品名(ブレンド)が入力されているセル「F5」をクリックします。

※ここは、後で数式を下へコピーした時にセル番地がズレて欲しいので絶対参照にはしません。

 

今回の条件2つが設定できました。

確認できたら「OK」ボタンをクリックします。

 

「天神」の「ブレンド」の金額の合計がでました。

 

では、この式を下方向へコピーしましょう。

 

天神の商品ごとの売上合計がでました。

 

条件を変更してみよう

今回は条件となる店舗を、セル「G2」に入力するよう設定しています。

ということで、G2に入力する店舗名によって、合計が自動的に変わります!

 

例えば「博多」と入力すれば「博多の商品別の売上合計」に変わるのです。

便利ですね~!

 

条件をドロップダウンメニューから選択

ココでちょっとステップアップ♡

この店舗を設定するセル「G2」に毎回店舗名を入力するのは面倒ですね…

入力ミスをすることもあるでしょう。

 

そこで、ココに毎回入力するのではなく、ドロップダウンメニューから選択できるようにすればもっと便利ですね♪

「入力規則」を使えば簡単にできますよ!

 

入力規則については以前にもご紹介していますので、コチラでご確認くださいね。

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では、設定してみましょう。

 

まず、ドロップダウンメニューから選択できるようにしたいセル「G2」をクリックしておきます。

「データ」→「データの入力規則」→「データの入力規則」をクリックします。

 

 

「データの入力規則」の画面が表示されます。

 

「入力値の種類」を「リスト」に変更します。

「元の値」に、リストとして表示したい文字を「半角カンマ」で区切って入力します。

今回は、「天神,博多,赤坂」と入力します。

必ず「半角カンマ」で区切って下さいね。

それ以外の文字だと、文字がつながって表示されたりしてうまく表示されません。

 

入力出来たら「OK」ボタンをクリックします。

 

範囲選択していたセルをクリックすると▼が表示されるようになります。

クリックしてみると、先ほど入力したリストの文字が表示されて選択出来るようになります!

 

 

SUMIFS関数を使えるようになると、業務効率がグッとあがりますよ♪

条件が複数あると入力や設定も大変ですが、しっかり理解してどんどん使っていきましょうね!

ガンバレ!Excel女子!

 

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